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仕事のこと・日常のこと・思うことをつらつらとかきつづる日記。
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Fri.11/28. 2008
ご無沙汰です。

最近めっきり書いてませんでしたけど、サボっていたわけではありません!


ただ、書くことがないので放置しておりました。

株式市場も少し落ち着きましたし、大統領選も終わったし・・・。

そんなわけで普通に仕事にいそしんでおりました。

そんな折、急に思うことがございましたのでちょっと記事にしておきます。


それは昨日11月27日に発生したインドムンバイでのテロに関してです。
テロ行為に関する報道は報道機関に任せるとして、僕は今回の件が発生した因果関係と今後の展開を勝手に推測してみたいと思います。

まず今回のテロ組織がイスラムの過激派かそれともアルカイダ系の人間か、それともインド国内の過激派かといろいろ想定はできると思うのですが、一部報道機関に流れている通りアルカイダ系の人間だとしましょう。
(欧米人をターゲットにしていることから考えても宗教対立かアルカイダ系かのどちらかでしょうね。)

で、アルカイダだと仮定すると、なぜこの時期にあの場所で事件が起きたのか、ということになります。
まず背景にアメリカの弱体化があると思います。

もともとテロとの戦争を謳ってイラクで戦争を始めたわけですが、当然この中でアメリカ兵は疲弊し国全体がストレスをためています。
そこに来てさらに金融危機で何百兆というお金を失いました。

景気も悪化して国力も衰退の一途をたどっております。

これはテロを実施する組織からすればチャンスです。
大統領が変わる節目に、結局ブッシュがはじめた戦争は何も解決できなかったということを知らしめるチャンスですし、弱り目に祟り目といいますか、欧米諸国を追い込むチャンスなのです。

ただ、これは我々日本人にとっても非常に厄介な出来事です。

対テロ戦争は毅然とした態度で臨まなくてはいけませんが、そういう問題ではなくて、このまま第三次世界大戦に発展するような事態にならないとも限らないと思うのです。

例えば、ですが、この後インドではなく世界各地で欧米人(資本主義国家)をターゲットにしたテロが続いたとします。
アメリカは、オバマさんはどういう対応をするでしょうか?

現在のオバマ氏は、好戦派とは思いませんが、自国でテロが起きてもその態度が貫けるかはかなり微妙です。
それにプラスしてアメリカの歴史的な背景です。

かつてアメリカという国は戦争によって富と地位を気付き上げてきました。
止めが第二次世界大戦です。
あれでアメリカの覇権は確実なものとなりました。

そして不景気に陥る都度戦争特需により盛り返してきたという経験を持っています。

テロと不景気。
そして世界中でくすぶるアメリカへの不満。

これらが重なったときに最悪シナリオに流れない可能性が無いとは言い切れません。


さて、そんな世界が起こるとどうなるのか。
日本はどういうポジションを取るのか。

日本の景気はどうなるのか。
世界の金融不安はどうなるのか。

気になることが目白押しです。

少なくともこういうことが起きると「地政学リスク」ということで株式市場は暴落するのですが、
なぜかこの二日間堅調に推移してますね。

もともと下がりすぎているからかも知れませんが。

しかし、この妙な上げが何かを示唆するものだとしたら・・・。

妄想は尽きないのでこの辺で(笑)
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Tue.10/21. 2008
最近、ネット証券の口座開設数がものすごい伸びをしているらしい。

一瞬、これだけ市場が悪いのになんで?と思いそうなものだがよくよく考えると当然である。

現在の東京市場の株価は8千円台前半から9千円台半ば位の間にいる。
この数十年間の間、バブル崩壊後の7千円台が最安値だ。

その当時と比較して今の企業収益は格段に増している。
どんなに不景気といったところでその当時より格段にいい。

そう考えると、現在の株価水準はどう考えても安すぎるということになる。
(これは以前のコラムでも書いた気がするけど。)

そこで個人投資家が、ここはチャンスとばかりに投資を始めようとネット証券に申し込んでいるらしい。



既存の投資家は投資の額が増すことは歓迎すべき事象だ。

私が投資を始めたのは今から10年近く前。
当時はネットバブルの頃だ。
その数年後には新興バブルもあった。
(世の中ではそういう呼び方はしないが、ライブドアショックまでの3年間は新興市場はある種のバブルだった。)


このように書くと、いいことばかりのようだが、実際はまったく違う。
確かに始めたらすぐにバブルに乗って年利50%~120%ぐらいの間で儲けた。

しかし、儲けをさらに投資にまわし、投資額も2倍、3倍としていったあたりからおかしくなった。
(僕の場合は最大、投資を始めたときの10倍の額を動かしてました。。。)

たとえば100万円で投資を始めたとしよう。
50万円の株を2株買ったとする。

保有株化が上昇して100万までいったとする。
すると、口座は200万になる。
利益率は100%、利益は100万だ。

これはチャンスだと思い、利益分をさらに投資にまわし、さらに貯金もつぎ込んで、保有株を300万にしたとしよう。

50万で購入した2株と、
100万で購入した1株で合計3株、300万円分を保有していることになる。

このとき、市場が急な暴落をしたとする。

保有株は株式投資を始めたときから上昇した分を帳消しにする、50%の下落をしたとしよう。
普通に考えれば利益分が減るだけだ。

でも投資利回りをさらに上げようとして投資額を増やしてしまっていたために、
損失額は50万で購入した2株については±0、しかしながら100万で購入した1株については50万の赤字だ。

つまり、一度は100万の利益を出していたものが、急に50万の赤字になるのだ。

これは何も大げさな話ではない。
実際に今回の大暴落の中で起きたであろう話だ。

さらに、信用取引枠を利用して、100万の元手で3倍の300万分取引をしていた人はもっと悲惨なことになる。
(信用取引については株式投資サイト等をご参照ください。)


今という環境はチャンスなのか、ピンチなのか。
結局それを決定するのは自分次第だということだ。

確かに現在の世界情勢における、株式市場の暴落はキャッシュポジションが多い人にとっては非常なチャンスかもしれない。
一方で、すでに市場に参加している人にとっては大ピンチだったかもしれない。

でもどちらの立場にせよ、自分の行動ひとつでチャンスにもピンチにもなるということだ。

今回ネット証券の口座を開いたという人は私が言うのもおこがましいが、投資に関しては素人の人がほとんどだと思う。
(もちろん、すでに暦は長いがネット証券は初めて、という人も多くいるとは思うが。)

このような人たちが、勝てるか、負けるか。
それは、自分の目標利益を見失わず、欲に負けず、地合に振り回されず、自分の考えに従うという強いハートをもってクールに取引することができるかどうか。
ここにかかっているような気がする。

一時的な利益で喜んで欲に負け、より大きな負けを出さないよう、十分なリスク管理をすることだ。

安易に投資を始めるのは大怪我をする。
もちろんラッキーで儲ける人もいるだろうけど、長続きはしない。
苦労して稼いだお金を全て失う可能性があるということを肝に銘じるべきだ。

ネット証券が流行!みたいなニュースがメディアで取り上げられることにちょっとした不安を覚えたので記事にしておきます。

これから口座を開いて投資を始めるみなさん。
チャンスにすばやい行動をするのは◎。

でも欲を出しすぎてやけどしないよう、ご注意を。
Thu.10/16. 2008

ついに販売停止になったようですね。


そもそも、なぜこういうことが起きてしまうのでしょう。

この10年の間に死亡事故は10数件起きてますから、当然消費者側ものどに詰まらせる危険があることは承知しているのです。

おまけに、パッケージには注意喚起をする文字もあるし、形を変える努力もしてらっしゃる。
食品業界にいる人間なら分かると思いますが、製品の型を変えるということは工場の型を全て変える必要があり、莫大なお金がかかります。
それを企業努力で形を変え、何とか存続を試みたのでしょう。

そこに来て、あほ家族による死亡事故。
あのね、蒟蒻ゼリーを凍らせた状態で乳幼児に与えればどうなるかぐらい想像つくでしょう。

何かあったら自分の非を認めずに訴える。
妙なところだけアメリカンナイズされたこのイカレタ国民には天罰を。


しかし、それ以上にいただけないのが野田聖子。
ちょっと前まで自民党を追い出された分際で今では腐っても大臣ですか。

まったく困ったものです。
あんな馬鹿議員を選ぶ岐阜県民も困ったもんです。

だいたいね、規制ってのはおかしいでしょう。
販売停止に追い込むって政治家のやることかね。

選挙前の実績作りですか?
まったくもって理解不能。

お餅ものどに詰まります。
飴玉だってのどに詰まります。
のどが細けりゃよくかまないで食べたお米だってのどに詰まります。

小さい子は何でも飲み込む習性があることを考えるとありとあらゆるものが危険です。

業種をかえるなら、車は人身事故を起こすから乗るな、ということになります。
バイクは視界が狭いから禁止になります。

もしくは、危ないから完璧に防護された服でも開発されんじゃいないですかね。
んで、それの着用義務化。

だいたいね、消費者が選択できるものを規制するぐらいなら、中国産の毒物でも規制してくれ。
売っているものが毒物かどうかを判断して選ぶことができないのだぞ、こっちは。

というわけで、野田聖子が心のそこから大嫌いです。

そうそう。
規制といばパチンコ・スロット業界もひどいね。
五号機ってのが現れてからスロット屋が何件もつぶれてますし如実に人口も減ったようです。

これは政治的な思惑見え見え。
いやだねぇ。

蒟蒻畑にしてもパチンコ業界にしても、やらなきゃ済む話。
食べなきゃ済む話。
すべて選択権は国民にあるはず。

例えばタバコが規制されるのは分かるのよ。
副流煙の問題とか、歩きタバコやらくわえタバコで選択権なく迷惑がかかるからね。
喫煙場所が一定の場所に限られるってのは理解できる。

でも選択権がこっちにあるものを規制されるのは納得いかねー。

政治家ってのはどうして利権でしかうごかないんだろ。
どうせ利権でしか動かないならもっと正々堂々と私は○○業界のためにがんばります!
って旗でも揚げたらいいんだ。

わかりやすい。

こんな時代だからこそ、政治家の政治力とやつらの行いを見抜く国民の目が問われますな。

Tue.10/07. 2008
なんだか最近株式相場に関する記事ばかり書いていて本業のことを一切触れていないですね(笑

でも今日もそんな相場のことです。


今日、日経平均は300円程度の下げで場を終了いたしました。
昨日のダウの下げっぷりに比べればまだましだとはいえ、
一時は節目の1万円も割り込み、ここ4年間の中では過去最悪の状態となりました。

とはいえ、全体的に寄り底で、陽線がでて終了した銘柄が多かったように思います。
昨日、1万円を切ったあたりで買いを入れようと記事にかいておりましたが、事実その後反転上昇した銘柄は多かったように思います。

こういうときは相場の調整が終わったと認識することが非常に多いです。

そうなると、ようやく調整終了!!
予想があたった!

と喜びたくなるのですが、どうも僕の本能がそうはさせてくれません。

これはあくまでも短期的な調整の終了ではないか?
そう感じています。
(昨日の記事にも書きましたけどね。あくまでも短期的な調整の完了)

つまり、本格上昇はまだ先だと考えております。
残念ですが。

相場の感覚を申しますと、今週・来週といった超短期で考えて本日を下回ることはないかもしれません。
でもまだ金融不安は何も解決しておらず、実体経済は音を立てて崩れている最中だ、ということが引っかかるのです。
そして、これは一国の問題ではなく、世界大恐慌だということです。


以前私が記事に書いたとおり、もうすぐ阿鼻叫喚を聞くことになるというのは昨日・今日で実現しました。
追証の祭りも感じました。
反転上昇も見ました。

底打ちを認識するには十分です。

でも。

そんなにすぐに解決する問題ではないような気がします。
去年の夏のようにいったん戻りつつ結局下落していくのではないか、そんな恐怖心を感じています。


長期で投資をしている方は、安易に飛び乗って怪我をしないようお気をつけください。
短期の方はこの荒波を楽しみましょう。



もちろん、個別銘柄では絶対に勝てる銘柄もあります。
上手に取引しましょう。
Mon.10/06. 2008
ちょっと市場状況があまりにひどいので、思うところを記録として残しておきます。
後日検証するために、今私の考えがどうあるかを残しておきたいと考えております。
 
-------- 
 
まず、今後の展開として思うことは、アメリカとヨーロッパ、それからBRICsといわれたこれまでの世界経済を牽引してきた新興地域(ブラジル・ロシア・インド・中国)の経済情勢が悪化します。
 
これは現時点では止めようのない流れだと思います。
 
この流れがとまるにはいくつもの企業が破綻し、膿を全て出し切る必要があります。
それ以外には、政策面でのサポートが必要です。
⇒それをさせないために公的資金が必要だったのですが、これは効果が出るのに時間がかかることは過去に日本がバブル崩壊した後に銀行を公的資金を使って救済したときのことから考えてもわかります。
 
では、これは日本の経済・株価にとって何を意味するか。
 
まずは為替ですが、それぞれの地域の経済が悪化すれば当然利下げをして景気対策をすることが考えられるので、対日本円との利率も差が小さくなることから、より日本円を買う動きが活発化します。
これによって、諸外国の通貨と比較して軒並み円高が進むことになります。
 
円が強いのではなく他が弱すぎるのですね。
 
 
次に株価ですが、まずは輸出関連です。
当然、上述した世界経済の牽引国に、輸出しまくって利益をだしていた日本の企業の場合、軒並み株価は下落することが想定されます。
 
なぜなら新興国の設備投資や輸入は減少の一途をたどるから。
そうなると、商社・自動車・鉄鋼・エネルギー関連等々の株価は大幅に下落します。
(もうすでに1年間で50%近く下げていると思う)
 
比較的被害が少ないと思われてきた内需関連ですが、
まず不動産は外資の投資対象となったことによりこの数年上がってきたので、逆に資金を引き上げる動きが活発化すれば当然軒並み下落します。
すでに倒産する会社が何社もでていますよね。
 
次に銀行・保険・証券等の金融関連はサブプライム問題の中心にいたわけですから上昇する理由がありません。
さらに、不動産価値や企業価値が株価の下落により加速すると、各金融機関が保有している証券の価値が下がったわけですから、資産が目減りしたことになり、大幅な損失が出ることになります。
 
これにより、金融機関は体力がなくなり、貸し渋りや貸し剥がしなどの状態となりますから、ただでさえ不景気で金回りが悪いのにプラスアルファで返せといわれたらそりゃ倒産する企業が増えてきます。
 
また、これらの金融機関に体力がなくなると、これまで好業績期待等で景気に影響されずに買われていた銘柄についても換金売りが出ることになります。
 
これはつまり、日本にあるありとあらゆる企業の価値が低下することが想定されるということになります。
 
この第一幕として、現在は特に今は輸出関連と為替がきついのです。
 
では第二幕はどうなるか。
輸出関連が悪くなった後に必ず内需にも影響は出ます。
もうすでにこの兆候は出ているので、収束するタイミングは一緒ぐらいになるかもしれないですが、どちらにしても凄惨な状態が続くと考えられます。
 
そして第三幕・四幕とあらゆる分野で粛清の嵐が吹いたとき、経済は落ち着きを取り戻すと思います。
ただし、それまでアメリカやヨーロッパ中心の世界経済が破綻しなければ、の話ですが。
(これが意外と重要だと個人的には思っています。)
 
これが今・そして今後世界経済及び日本市場で起こることです。
 
 
では、今後の上昇局面に入るタイミングについて思うことを書きたいと思います。
 
まず、全体の話からすると、経済というものは人がいる限り規模を拡大します。
お金を使って生活を豊かにしたいという人間の欲求の根源が消えないからです。
つまり人間が存在する限り、主役は代われど経済規模は拡大します。
 
次に、株価というのはそもそも企業の価値に対する投資というところから考えられます。ですから、当然、収益のいい企業の株価が上昇します。
つまり、経済が成長し続ける限り株価は上昇することになります。
 
そういう前提に立てば、必ず上昇の局面は来ます。
 
そして、もうひとつ重要な観点が投資ファンド等の運用会社は運用をやめることができないということ。
彼らは企業の価値が下がり続けるともちろん空売りで儲けを得るのですが、いつかは上昇してもらわないと困ります。
ファンドに組成する銘柄は売りもあれば当然買いもあるからです。
投資信託などは特に買建で個人投資家から資金を預かって運用していますのでメジャーな企業(つぶれなさそうな企業)の株価は上がってもらわないと困るのです。
 
ということで、タイミングはあるけれど、いつかは上昇することになるというのが経済の理屈上前提条件としてあることです。
 
では、個別の状況を考えたいと思います。
(全部を書いていくと時間がかかるので主要なところだけ。)
 
まず、為替について。
これは非常に読みが難しいのだけれど、まだ底には来ていないと感じてます。
もちろん個人の感情としてはとまってくれ!って思っているのですが、実体経済の膿が出るのがこれからである以上、利下げにつぐ利下げが成される可能性は十分に考えられます。
 
今まで年に3,4回利上げしてあげ続けた価値ですから下がるときはそれ以上のスピードで転げ落ちるんだろうと思います。
 
そうすると、ユーロも豪ドルもまだ年利は相当良いほうですから(どちらも4%~7%ぐらい?。日本は0.25%?)、下値の余地というか不安は当然あります。
 
問題は、今回のアメリカの施策が実体経済に効果を表す時期です。
即効性は期待できないので1年以上は期待しないほうが良いと思います。
 
で、次に株価。
まずは、現在の下げがきつい輸出関連に入る企業について。
 
僕の推測では最短でも1,2年、長ければ5年近くは上昇しないと思っています。
(だから僕は輸出企業には手を出しません。)
 
ただし、そんな中でも商社というのは基本的な企業としての体力はずば抜けています。
儲けを得るということに対して非常に貪欲な集団です。
さらに、輸出関連ということでフォーカスされてはいますが、収益のすべてが輸出に頼っているわけではありません。万が一、日本の内需が拡大すれば風向きは変わるだろうと思います。
まぁもっとも日本の政治力じゃ内需の拡大はまったく期待できないけどね。
 
ということで、輸出関連の中では比較的早く復活を遂げるとは思います。
 
で、金融機関。
これは日本の金融機関はそこまで痛んでいないだろう、というのが大方の予想です。
僕もそうだと思っています。
 
ただ、それは現時点での話。
 
さっきほど述べたとおり、日本中にある企業の価値が下がったとき、他の企業の証券を持っている銀行に影響が無いはずがないのです。
とうことで、当然こちらについても1、2年は復活しないと思っています。
ただ、輸出企業と違って、内需を拡大させることで金融機関はどうにかなる部分もあるので、輸出関連よりは早く復活します。
(ここで言う内需、っていうのは商社のときの内需とは微妙に違います。商社の内需はどちらかというと物がからむけど、銀行の内需は資金需要さえあればいいので。)
 
もちろんこういう状態でも上がる銘柄はごく少数ですが存在します。
 
借金がない(or少ない)、外の景気の影響を受け難い、さらに好業績。
そういう銘柄を見つけたら投資をしましょう。
僕は二つだけ買いポジションで持っています。
 
 
では、これらの状況を踏まえた一般的な今後の立ち回りについて。
 
 
まず、もう一度投資スタンスを明確化しましょう。
 
これは、投資を始めたときに本来決定すべき項目です。
 
投資をするということはその企業の価値を考え、上昇価値があると判断するということと同じです。
換言すると、上昇する将来像が描けたから投資をしているのです。
 
ではその上昇する将来像をどの程度先の将来に想像したのか、というのが次の課題です。
 
たとえば、僕と某銘柄の例にとりましょう。
 
僕はまず投資スタンスとして短期取引が信条です。
短期的な上昇を捉えて売買を繰り返す、というのがそもそものスタンスです。
 
ここで言う短期とは長くても1、2ヶ月です。
ですので、それ以上長く持つことはめったにありません。
 
逆に、1年後、2年後、10年後上昇すると思っていても、一週間以内に下がりそうならとりあえず売ります。
 
つまり、僕にとっての将来像とは長くても1、2ヶ月なのです。
その程度の先に明るい未来がなさそうだったら損切りもするし、ありそうだったら追撃で買いにも回ります。
 
そういう目論見、ってのが必要で、それがあたればうまく利益が出せるし外れれば損失は拡大する、ということです。
 
これに対して、長期投資というのがあります。
これは数年後の将来を見据えての投資と考えてください。
 
昔からの多くの個人投資家は長期投資家といわれています。
ここ5年くらいはネット取引がかなり活発化したので、短期・中期が非常に増えましたが、投資の基本は長期投資といわれていたぐらい、普通はこっちです。
 
なぜなら個人投資家は一年間で利益を出す必要がないからです。
 
機関投資家は、運用成績が求められますので、その年の収支がマイナスでは誰もお客がいなくなってしまいます。
これに対して個人は自分の余力が許す限り長く持つことができ、勝率を上げることができるのです。
 
ちなみに僕は、この方法は資金の効率が悪いというのと、下げ続ける株価を見ている気になれないということで、実施していませんが、特に気に入った銘柄だけはそのスタンスで現物を持っています。
 
 
で、まず最初に問いたいのは自分はどういう投資スタンスなのか。
もしくはこの二択ではなく、中期投資なのか、はたまたデイトレイダー、といったスタンスなのか。
(中期やデイとれの説明は割愛。)
 
このスタンスを自分に問い直してください。
 
その上で以下の文を読んでください。
 
 
 
     短期投資の場合
 現在抱えている含み損はとっとと損切りをする。
新たに売りを入れるなり買いをいれるなり、自分の投資スタンスに合った銘柄選定及び投資対象を選別する。
為替についても同様。ちなみに、貨幣価値がなくなるのは僕たち個人以上に国にとって存亡の危機だからそういうことは99%起きない。起きたら戦争が始まります。なんか適当に理屈をこねて。そうしてまた序列を決めて新たな経済圏を作ります。
残りの1%は世界が破滅するときです。
そのときには個人の貨幣に特段価値はないでしょうからどっちでも良いでしょう。
 
 
     長期投資の場合(中期含む)
たとえ現在含み損を抱えていても、もう一度投資先の企業の価値を見直して、長期的な観点で見て、上昇の期待がないのであれば損切りをお勧めします。
為替については10年というサイクルで見ればこの程度の上げ下げは普通です。
あとは、自分の経済事情と相談して、おたおたしないで見守るか、ちょっと資金を追加するか、いったんここは撤退して経済情勢が落ち着いたら再参戦をするのか、判断をするのみです。
 
とにかく、投資のスタンスに対して今の状況がどうなのか、ということです。
 
短期投資の人にとっては今の状況は最悪の状態です。
でも長期の人にとって見れば絶好の買い場かもしれません。
 
数年後に大幅に上昇している可能性もあるのですから。
 
ということで、今後の戦略はまず自分がどういう投資家なのかを良く見極めることからはじめてみてはいかがでしょう。
 
それによって、市場の見え方がまったく異なりますので。
 
 
僕は短期的にはもうすぐこの相場も底を打つと思っています。
具体的には日経平均が10000円を切ったときが勝負どころ。
 
それまでの辛抱ですので、ぼちぼち買いにうつらさせ手いただきます!
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小さな会社の社長つれづれ日記 (c) taka
ILLUSTRATION by  nyao
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