仕事のこと・日常のこと・思うことをつらつらとかきつづる日記。
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Tue.10/21. 2008
最近、ネット証券の口座開設数がものすごい伸びをしているらしい。
一瞬、これだけ市場が悪いのになんで?と思いそうなものだがよくよく考えると当然である。
現在の東京市場の株価は8千円台前半から9千円台半ば位の間にいる。
この数十年間の間、バブル崩壊後の7千円台が最安値だ。
その当時と比較して今の企業収益は格段に増している。
どんなに不景気といったところでその当時より格段にいい。
そう考えると、現在の株価水準はどう考えても安すぎるということになる。
(これは以前のコラムでも書いた気がするけど。)
そこで個人投資家が、ここはチャンスとばかりに投資を始めようとネット証券に申し込んでいるらしい。
既存の投資家は投資の額が増すことは歓迎すべき事象だ。
私が投資を始めたのは今から10年近く前。
当時はネットバブルの頃だ。
その数年後には新興バブルもあった。
(世の中ではそういう呼び方はしないが、ライブドアショックまでの3年間は新興市場はある種のバブルだった。)
このように書くと、いいことばかりのようだが、実際はまったく違う。
確かに始めたらすぐにバブルに乗って年利50%~120%ぐらいの間で儲けた。
しかし、儲けをさらに投資にまわし、投資額も2倍、3倍としていったあたりからおかしくなった。
(僕の場合は最大、投資を始めたときの10倍の額を動かしてました。。。)
たとえば100万円で投資を始めたとしよう。
50万円の株を2株買ったとする。
保有株化が上昇して100万までいったとする。
すると、口座は200万になる。
利益率は100%、利益は100万だ。
これはチャンスだと思い、利益分をさらに投資にまわし、さらに貯金もつぎ込んで、保有株を300万にしたとしよう。
50万で購入した2株と、
100万で購入した1株で合計3株、300万円分を保有していることになる。
このとき、市場が急な暴落をしたとする。
保有株は株式投資を始めたときから上昇した分を帳消しにする、50%の下落をしたとしよう。
普通に考えれば利益分が減るだけだ。
でも投資利回りをさらに上げようとして投資額を増やしてしまっていたために、
損失額は50万で購入した2株については±0、しかしながら100万で購入した1株については50万の赤字だ。
つまり、一度は100万の利益を出していたものが、急に50万の赤字になるのだ。
これは何も大げさな話ではない。
実際に今回の大暴落の中で起きたであろう話だ。
さらに、信用取引枠を利用して、100万の元手で3倍の300万分取引をしていた人はもっと悲惨なことになる。
(信用取引については株式投資サイト等をご参照ください。)
今という環境はチャンスなのか、ピンチなのか。
結局それを決定するのは自分次第だということだ。
確かに現在の世界情勢における、株式市場の暴落はキャッシュポジションが多い人にとっては非常なチャンスかもしれない。
一方で、すでに市場に参加している人にとっては大ピンチだったかもしれない。
でもどちらの立場にせよ、自分の行動ひとつでチャンスにもピンチにもなるということだ。
今回ネット証券の口座を開いたという人は私が言うのもおこがましいが、投資に関しては素人の人がほとんどだと思う。
(もちろん、すでに暦は長いがネット証券は初めて、という人も多くいるとは思うが。)
このような人たちが、勝てるか、負けるか。
それは、自分の目標利益を見失わず、欲に負けず、地合に振り回されず、自分の考えに従うという強いハートをもってクールに取引することができるかどうか。
ここにかかっているような気がする。
一時的な利益で喜んで欲に負け、より大きな負けを出さないよう、十分なリスク管理をすることだ。
安易に投資を始めるのは大怪我をする。
もちろんラッキーで儲ける人もいるだろうけど、長続きはしない。
苦労して稼いだお金を全て失う可能性があるということを肝に銘じるべきだ。
ネット証券が流行!みたいなニュースがメディアで取り上げられることにちょっとした不安を覚えたので記事にしておきます。
これから口座を開いて投資を始めるみなさん。
チャンスにすばやい行動をするのは◎。
でも欲を出しすぎてやけどしないよう、ご注意を。
一瞬、これだけ市場が悪いのになんで?と思いそうなものだがよくよく考えると当然である。
現在の東京市場の株価は8千円台前半から9千円台半ば位の間にいる。
この数十年間の間、バブル崩壊後の7千円台が最安値だ。
その当時と比較して今の企業収益は格段に増している。
どんなに不景気といったところでその当時より格段にいい。
そう考えると、現在の株価水準はどう考えても安すぎるということになる。
(これは以前のコラムでも書いた気がするけど。)
そこで個人投資家が、ここはチャンスとばかりに投資を始めようとネット証券に申し込んでいるらしい。
既存の投資家は投資の額が増すことは歓迎すべき事象だ。
私が投資を始めたのは今から10年近く前。
当時はネットバブルの頃だ。
その数年後には新興バブルもあった。
(世の中ではそういう呼び方はしないが、ライブドアショックまでの3年間は新興市場はある種のバブルだった。)
このように書くと、いいことばかりのようだが、実際はまったく違う。
確かに始めたらすぐにバブルに乗って年利50%~120%ぐらいの間で儲けた。
しかし、儲けをさらに投資にまわし、投資額も2倍、3倍としていったあたりからおかしくなった。
(僕の場合は最大、投資を始めたときの10倍の額を動かしてました。。。)
たとえば100万円で投資を始めたとしよう。
50万円の株を2株買ったとする。
保有株化が上昇して100万までいったとする。
すると、口座は200万になる。
利益率は100%、利益は100万だ。
これはチャンスだと思い、利益分をさらに投資にまわし、さらに貯金もつぎ込んで、保有株を300万にしたとしよう。
50万で購入した2株と、
100万で購入した1株で合計3株、300万円分を保有していることになる。
このとき、市場が急な暴落をしたとする。
保有株は株式投資を始めたときから上昇した分を帳消しにする、50%の下落をしたとしよう。
普通に考えれば利益分が減るだけだ。
でも投資利回りをさらに上げようとして投資額を増やしてしまっていたために、
損失額は50万で購入した2株については±0、しかしながら100万で購入した1株については50万の赤字だ。
つまり、一度は100万の利益を出していたものが、急に50万の赤字になるのだ。
これは何も大げさな話ではない。
実際に今回の大暴落の中で起きたであろう話だ。
さらに、信用取引枠を利用して、100万の元手で3倍の300万分取引をしていた人はもっと悲惨なことになる。
(信用取引については株式投資サイト等をご参照ください。)
今という環境はチャンスなのか、ピンチなのか。
結局それを決定するのは自分次第だということだ。
確かに現在の世界情勢における、株式市場の暴落はキャッシュポジションが多い人にとっては非常なチャンスかもしれない。
一方で、すでに市場に参加している人にとっては大ピンチだったかもしれない。
でもどちらの立場にせよ、自分の行動ひとつでチャンスにもピンチにもなるということだ。
今回ネット証券の口座を開いたという人は私が言うのもおこがましいが、投資に関しては素人の人がほとんどだと思う。
(もちろん、すでに暦は長いがネット証券は初めて、という人も多くいるとは思うが。)
このような人たちが、勝てるか、負けるか。
それは、自分の目標利益を見失わず、欲に負けず、地合に振り回されず、自分の考えに従うという強いハートをもってクールに取引することができるかどうか。
ここにかかっているような気がする。
一時的な利益で喜んで欲に負け、より大きな負けを出さないよう、十分なリスク管理をすることだ。
安易に投資を始めるのは大怪我をする。
もちろんラッキーで儲ける人もいるだろうけど、長続きはしない。
苦労して稼いだお金を全て失う可能性があるということを肝に銘じるべきだ。
ネット証券が流行!みたいなニュースがメディアで取り上げられることにちょっとした不安を覚えたので記事にしておきます。
これから口座を開いて投資を始めるみなさん。
チャンスにすばやい行動をするのは◎。
でも欲を出しすぎてやけどしないよう、ご注意を。
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