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仕事のこと・日常のこと・思うことをつらつらとかきつづる日記。
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Tue.02/24. 2009
最近よく考えるのだが、「収入の柱を複数持つことがリスク分散である」というのは本当か?という疑問がある。

一時期ブームになったお金に関する本や副業を薦める本には必ずといって良いほどこういった趣旨のことが書かれている。

そんなことも手伝って昨今の副業ブームや投資ブームが発生しているのだろうと思う。


実際、例えばサラリーマンをしているだけより他の収入があったほうが良いに決まっている。
それは紛れもない事実だ。

サラリーマンとしてのある種の労働時間に対する対価としてもらうお金以外にも収入があれば確かに生活は潤うし、人生の選択肢も増えるだろう。


しかし、問題はこれらは都合よく稼げることが前提になっている点だ。


具体的な例を挙げてみる。


例えばここに専業トレーダーと兼業トレーダーがいたとしよう。

どちらも投資資金は一緒だとして、どちらが期待収支の高い生き方だろうか。


片方は当然兼業なので、サラリーマンとしての固定給があり、さらに副業のトレードで勝てば上乗せ収支が期待できる。
当然負ければマイナスになる。
一方は専業だから負ければ収支はマイナスになるし、勝てば勝っただけ収入が期待できる。


サラリーマンは固定給を得ることに関してはリスクも少なく(というかほとんどない)、おまけにトレードは場中に動かなくても株価が上げれば利益を得られるわけである種の不労所得を得ることが可能だ。
一方で専業トレーダーは負ければその分収入は減少し、その月で負け越せば月収がマイナスになり貯蓄を切り崩さなくてはならない。


このように聞くと、固定給がある分安定して収入を得られるサラリーマンが断然有利だと考えられる。
しかし本当にそうだろうか。


理屈の上ではそういう部分もあるかもしれないが、実際にやってみればわかるのだが、サラリーマンをしながら投資で利益を出すというのは意外と難しい。

無理だ、とは言わないが、実は相当にリスクがある。


まず兼業トレーダーは毎日場に張り付くことができない。
ザラ場を見れないということは、急騰・急落に気付かないのでチャンスやピンチが分からない。
その結果、想定外の損失を出してしまうことが多々ある。

もちろんそういうことを防ぐために逆指値や指値注文ができるわけだが、相場は生き物で事前に決めた値段通り動くことなどない。
ロスカットルールに則って逆指値をしたが、一瞬そこに引っかかってしまい大きく損切りさせられた、なんてことはよくあることだ。
ザラ場が見れていればその後の再上昇に合わせて買い戻すこともできたかもしれないのだ。

さらに勉強や銘柄研究に当てる時間も専業トレーダーにはかなわない。
日々の業務が繁忙であればあるほどそうなるが、本業の勉強もしなくてはいけないのだから投資の勉強などしている余裕のある人の方が少ないだろう。

しかし、勉強しないで勝てるほど投資の世界は甘くない。
というより、副業の世界は甘くない。


こうなると、投資で長い期間勝ち続けるというのはサラリーマンには難しいのだ。
(もちろん景気がよく、長い上昇相場のときは別である。持ってれば良いだけなのだから。)

つまり、何が言いたいかというと、本業をしながら副業をする、という形をとったとき、本当にリスクヘッジになっているのか、ということ。
収入の柱を増やす副業になりえているのか、ということ。


時間・お金・体力・精神力全てにおいて、副業をすることでマイナスになることだってあるのだ。

だったら一つのことに集中した方が期待収支は高いのではないか。

サラリーマンだけをやって必死に出世を目指す方がローリスクミドルリターンだし、
専業トレーダーになる方がハイリスクハイリターンになる。

兼業にしてしまった瞬間にどちらの業務もローリスクローリターン、もしくはミドルリスクローリターンになりかねないのだ。


サラリーマンをしながら起業を考えている人もいるだろう。
しかし、その程度の努力で成功できるとしたら、本業で起業する人などほとんどいないだろう。


様子をみて、もうかるようになってから起業しよう、その程度の考えで成功するほど世の中甘くない。


リスクをとるのは確かに怖い。
でもその義務はない。

怖くて動けなければ動かなければ良いのである。


要は自分の生き方として納得できる行き方をするかしないかなのだ。


どのような道であれ、納得して前には進みたいものだ。
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小さな会社の社長つれづれ日記 (c) taka
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